2004年5月のぼんやり日記



2004年5月31日(月)
朝5時起き。
それでも朝10時前には私の仕事は終了。
今回は同じ事務所の方がいらしたので、
優しくしてもらって和む。ありがたやありがたや。

飛行機は夜。30分もあれば博多に行けると聞き、
かもめ号にて、生まれて初めての博多へ行くことにする。

右も左もわからないので、博多に着いたらすぐ観光案内で地図をもらう。
天神と言う所がなんだか色々ありそうなので、地下鉄に乗って天神へ。
都会だ!都会。
表参道と渋谷と代官山と日比谷と町田をくっつけた感じ。
なんでもある。ビームスとかAPCとかのおしゃれショップから、
デパート、カフェ、古着屋、電気屋、ラーメン屋。
東京程ゴミゴミしてないし、点在してないし、使い勝手よさそう。
いいなあ。福岡。暮らしやすそうだ・・。
やる気が程よい。
いいな・・。

早めに戻って今度は佐賀を散歩。
駅前から続く大きな通りを少し行くとちょこっとずつ店が点在。
急に寂れた町にzuccaとかあったりして驚く。
入ったヨウカン屋さんでは、一人しか居ない店員さんが、
私が帰るより前にと、無言で急いでお茶を入れてくれて、
サービスでヨウカンを二切れほどくれる。
その空気と優しい人の感じ、お茶のおいしさに、
心の底から和む。
佐賀で出会ったお店の人は皆感じがよかった。


2004年5月30日(日)
仕事でSAGA佐賀〜に行く。
早く出たつもりが、羽田にわりとギリギリに着く。
一日二便しかない直行便。日曜夜満席。
先に間違えて窓際に座っていた小学生の姉弟を無理矢理どかし、
「私、窓際なの〜」なんてキップをちらつかせつつ座る。
大人げない・・。ごめんね。
夜六時半出発。日が長い為、夕焼けが目に刺す。
怖いけど楽しいんだよな・・。旋回しながら上昇するのを見ると
やっぱり窓際が楽しい・・。なんて思ったりして。


二時間で佐賀空港へ。蒸し暑い。東南アジアに降り立ったよう。
お迎えにきてくれた制作の方につれられて佐賀市内へ。
・・・。何も無い。
さっぱりしてる。
駅前に二軒、ならんでカレー屋とラーメン屋が。
カレー屋にて野菜カレー甘口、キャベツサラダ付きをごちそうになる。
甘口といえども変に甘いのではなく、
美味しく辛さ控えめ。嬉しい。

翌日は早いので寝たいのに、寝苦しかった・・。暑い。。


2004年5月29日(土)
イラストをどうにか描きおえ、
前々から楽しみにしていた、着物セールの為、谷中へ。
ここの所毎月谷中に来ている気が。
どれも可愛いく、そして安いため、二着も購入。へへへ。
着物おともだちの方と偶然会場でお会いしたので、
お茶をして帰る。
いただいたタコのあみぐるみに心躍る。


2004年5月28日(金)
バイト後久々に会う友達とご飯。
いやー楽しくへべれけ。
渋谷の駅前で植木の淵に座って話し込むという、青春をして過ごす。
彼女ともなんだかんだいって10年来の友達になってしまった。
時のたつのは早いものだ。しみじみ。

帰りの電車が、終電まぎわでものすごーく混んでいた。
女子大生が「ふざけんな、死ぬよ、乗ってくんなよ!」
と怒っていてちょっとおもしろかった。

帰ってきてからイラストを4時頃まで描くが仕上がらず。
もう夜が明けてきた。夏だなあ。


2004年5月27日(木)
久々にぼんやり、昼間の公園で本なんか読んだりして、極楽。
子供がおかあさんの吹くシャボン玉に向って突進したりしていて、
絵に描いたようにのどかだった。

夜はまたしてもリバイバルで「恋する惑星」を見に行く。
あまりに見過ぎ。でも多分まだ見るだろうな・・。


2004年5月28日(水)
友達とご飯を食べて、そのままお泊まり。
行ったお店、こじゃれてて、まあまあのお値段で、美味しかったのだけど、
相席になったお客さんが大虎になっていたので、
面白い&こちらにまで火の粉がこないよう用心しながら観察。
あまりにくだらないダジャレを連発するので、
おもしろくなさも程がありちょっとなえる。


2004年5月25日(火)
私の絵を好きでない方もいるし、嫌いな方もいる。
でもやっぱりどうも・・。
落ち込む必要ないのに落ち込む。

できればこっそり嫌って下さってもいいのにな・・。ははは
面と向ってくれる人がいるからこそいいのだよ。
ははははは



2004年5月24日(月)
明日は給料日だ!ほ・・。

このごろムーミン熱再燃。
ムーミン読みあさる。
いい。心とても和む。


2004年5月23日(日)
三百人劇場に「ブエノスアイレス」を見に行く。
間違えて一時間早く着いちゃったのに、会場には長い列が!
なんだ?レスリーファン??
映画見るだけでこんなにならんでるのみたの初めてだ。
試写でもないし。

大画面でみると、やっぱり違う。
映画は映画館でみるものなんだなあ・・。
としみじみする。


2004年5月22日(土)
寒い!なんだ??
長そで着てトレーナー来て綿入りジャケットを着ても寒い!
昨日は台風一過ですごい晴天だったのにな。
とうとう梅雨かあ


2004年5月21日(金)
祝!「2046」
王家衛、嫌いな人多いし(私も昔は小馬鹿にしていたことも・・)
映画解りづらいし、批判のマトだけど、
私はよくぞやってるなあ。
と、いつも思っておる節あり。

あれだけのお金と時間と人を使っていながら、
自分の主張を通し続けるのは結構大変、と勝手に推測。
ほとんど多分自分との戦いで、
いいかげんにやっちゃえばすぐかたがつくのに、それが出来ず に、
四苦八苦してんだろうなあ・・と。
よくぞ作り上げてくれた。嬉しい。

でも簡単にぱぱーっと作った「恋する惑星」みたいのが、
一番受けたりするんだけどな・・。
(ちなみに私の一番好きなのは「欲望の翼」です)


2004年5月20日(木)
夜中の3時に日記をかいたから曜日の感覚がくるってたのね・・。
おはずかし・・。
タモさんって台風好きって前「いいとも!」で言ってたな・・。
今頃ウキウキしてるのかなあ。

「2046」王家衛が飛行機に乗り遅れて、プレミア上映だの
記者会見だの延期された模様。
最後まで気をもむなあ・・・。


2004年5月19日(水)
今日も朝から所持金20円・・・。
駅までの20分の道のりをテクテクテクテク歩く。
(普段は原付。昨日へべれけだったため、駅に置いて帰る)
銀行でお金をおろした時は心の底からホッとする。
久々のバイトではヘマばっか。
ヘマ人間だ。
まだ気がぬけてんのかなあ・・・。


2004年5月18日(火)
グループ展終了。おつかれさまでした。
にじ画廊の方も優しくいい方々でした。
オススメです。

打ち上げ&ホリコ誕生日会。
またしてもまたしてもへべれけ。
朝までやっている居酒屋兼うどん屋のそのお店は、
ちょっと高かったけど、どれもこれもかなり美味しくて
うれしかった。ビールも旨い!!

7000円くらいしか持っていなかったのだが、
色々精算して帰りの電車代を払ったら、
所持金が20円になっていた。
凄い。小3くらいの金銭感覚。
電車を降りる時、キップがなかなか見つからず、
酔いがいっぺんで覚めた。
あってよかった・・・。


2004年5月17日(月)
まるでもう夏だ。

グループ展に来てくれた友達と前々から行きたかったお好み焼屋へ。
昔ながらの店構えに畳。おまけに冷房ゼロ!!
冷房嫌いな私にぴったり。
おいしいし、お店の人も感じいいし。いい店だったな〜


2004年5月16日(日)
今日は早めに集まって寒天メンバーでランチ。
海老さまにあやかり、有頭海老のフライ。でっかいの二本!!
ごちそうさまでした。
きょうは小雨模様と言うこともあり、
全体的にゆったりとした時間がながれる。
にじ画廊ってなごむな..。


2004年5月15日(土)
単衣の着物でグループ展へ。 はじめて締める帯に悪戦苦闘。
長い。長い。長いぞー!
その上ツルッツルしててめちゃくちゃに。
はずかしかった・・。
画廊で締め直して、ようやく落ち着く。

画廊に居ると一日が早い。
今日もすぐに8時になった。


2004年5月14日(金)
神保町に行く。
靖国通りを隔てて北側に偶数の番地、南側に奇数の番地が並んでいた。
奇数の番地に行こうとして、偶数の方でぐるぐるぐるぐるまわってしまう。
(例えば、1-11に行こうとしても、1-10と1-12の番地しかなく間がないのです。
1-11は通りを隔てた反対側。全っ然違うところにあるのです。まか不思議。)
なんだか水木しげるの世界に迷いこんだような気になる。
その上遅刻。がーん。

グループ展では入れ違いにお客さまが。ありがたいことです。


2004年5月13日(木)
初日からかくにぎにぎしくご来場のこと、
誠にありがたく、一段高うございますが、一座の者を代表いたしまして、
厚くあつくおんれい申し上げまする。
という口上を思い出しました。ご来場下さり本当にありがとうございます。
皆さん、日記を御覧になっていて下さったりして変な汗をかく。
秘密に書いてる気がしていたのに、探してみて下さっているのか・・。オホホ。

そして団十郎さんのことがショックすぎる。


004年5月12日(水)
やる事多し。寝れない。部屋汚し。
中間テスト前の悪あがきを思い出す。


2004年5月11日(火)
七転八倒、知恵熱まで出て来た。
うううう。産みの苦しみですな・・。


2004年5月10日(月)
前からお約束していた装丁家の方にお会いし、絵をみて頂ける。
またまたいい方だった。うれしい。
他の装丁家の方を紹介して頂く。嬉しい。

帰り、事務所が神楽坂だったので、寄り道して
あこがれの「紀の善」に一人で初入店。
あれこれ悩んで結局「白玉あんみつ」を注文。
うまい。
旨い。
うまいぞ〜(ミスター味ッ子を思い出しました)
美味しんぼ並のうんちくをひとりうんうん頭にうかべながら、
大満足。ちょっとした贅沢。
またも乙女ね。ちょっとなんかするとすぐこれね。

そこから足をのばしてグループ展会場のにじ画廊へ。
大橋美由紀さん展。かわいい女の子、たっぷり。
たんのうしました。
大橋さん自身も奇麗でかわいい人ですなあ・・。憧れますよ・・。

団十郎さん!はやくよくなれ〜!!


2004年5月9日(日)
朝10時から寒天(グループ展)会議。
大遅刻・・・。スミマセン・・。
すっぴん・朝飯抜き・歯磨きなし・という最悪状態ででかけてもまにあわず。
捨て身作戦失敗だ。
ぼよよよ〜ん。だ。

でもガンガン色々決まり、予定より早く終わる。

世界堂で、いつものより高い水彩紙を買い、気合いをいれ、
ガガガと、暑苦しい絵を二枚描く。
小さい空間に六人、おまけに皆けっこう濃いい絵ばかりなので、
会場は酸欠気味かも。

けっこう乙女ちっくな所なのに・・。
でもでも楽しみ。


2004年5月8日(土)
うおお。ゴキ出た。ううう〜。
築二十数年の我が家に、去年辺りからゴキさんが出るように。
あまりに嫌なため、フルネームをかけない。
なんだか小さい。絶対生まれてる。
きえええ。


2004年5月7日(金)
インターネットやり過ぎ。時々はまってしまう。
だいたい逃避行なこと多し。
来週からグループ展なのに〜うお〜。


2004年5月6日(木)
三鷹の森のジブリ美術館へ行く。
いい。なごむ。サイコーです。
仕事へのキビシサが随所にかいま見れ、その上ユーモア有り。
ちなみに中のカフェはジブリ美術館製の、
「トトロ」とか「まっくろくろすけ」とかのお皿なのだが、
全部「ノリタケ」だった。
そんなところにも感心。
中で上映していたロシアアニメも凄く良かった。


2004年5月5日(水)
知り合いの方に大量に海老蔵&菊之助の切り抜きをもらう。
すごい。堀越孝俊くん(海老蔵本名)6歳のエピソードから助六まで。全部で100枚はあるだろうか!!
いくらファンとはいえ、切り抜き記事などは一切持っていなかったので、楽しい。
家に帰って早速イラスト売り込み用に買ってあったファイルに(ハハハハハ・・・)
スクラップする。
よーし。これから読むぞ。


2004年5月4日(火)
雨が降りそうで降らず、風のつよい初夏な一日。
三鷹の森本さんの個展にメグと行く。
よかった。友達のがんばっている姿は嬉しいし、元気になる。

夜は吉祥寺で着物の会。
沢山食べて、沢山おしゃべりして、ちょっと羽目を外し過ぎたかと反省。
歌舞伎の話になるとついつい力がこもってしまうのが悪い癖だ。


2004年5月3日(月)
この海老様ショックから当分立ち直れそうにない。
ほげ〜。

NHK教育「高校講座」でフォトショップの使い方についてやっていた。
そうか。なるほど〜。全然理解してないなあ。
沢山の機能をほとんど使いこなしていない。
もっとステキなホームページとかつくりてえもんだわい。


2004年5月2日(日)
ぼんやり。ぼんやり。ぼんやり。
歌舞伎の絵を描こうとパネルに少し描くもダメ。
昨日の衝撃でフヌケなり。


2004年5月1日(土)
祝。海老蔵襲名!
おめでとうございます。

朝から気合いたっぷり、昼夜通しで観劇。
歌舞伎ファンで本当によかった。
本当によかった。

なんだか色々良かった。特に夜の部。
こいずみしゅしょーも全幕観劇していた。

何はともあれ「勧進帳」。今日はこれにつきます。
(ここから先は歌舞伎を知らないとわけわかんないような内容です。その上アサハカミーハーファン。ご容赦くださりませ)
正直、何故、新海老蔵が冨樫で、団十郎が弁慶なのか。
だれしも海老蔵の弁慶が見たいと心の底から思っていたはず。
でも、団十郎の弁慶、海老蔵の冨樫が本当に良かった。
団十郎は、成田屋二代、団十郎・海老蔵で勧進帳が出来る喜びに満ちていた。
その上、自分のできうる最高の芸を渾身の力で、とにかく息子、海老蔵に向けて演じていた。
今の父の力。息子に伝える事。伝承すること。何よりもただ自分の芸を見せること。
そしてその思いは完全に息子に伝わっており、その父のあったかい気持ちを全身に浴びて対峙していた。
出から気合いが凄い。
勧進帳の読み上げとにらみ合い、凄く息があっている。
問答の所は完全に父と息子。色々質問する息子に分かり易く真摯に答えて行く弁慶。
こういう弁慶と冨樫が有るのか、と目から鱗が本当にぽろぽろ落ちた。
義経を呼び止める所から、両軍勢のにらみ合いは、息を飲む大勝負。
頭ではわかっていた話の筋を、心から理解する。
(さっきから陳腐な言葉ばかり・・・。あららあ)
そして何より全てを理解し、一行を通す冨樫が、止めていた手を下げ、息をはき、引っ込みと続く場面、
「でっけえ!」「成田屋!!!!」と涙が出るほど心が浮きたった。
また菊五郎の義経がかっこいい。
正直、菊五郎・海老蔵・団十郎だけで、あとは菊五郎劇団のいつもの面々が脇を固めて居るので、
ちと舞台がさみしいかんじがしていたのだが、
かえっていつもやっている仲間だけあって、
全員の息がぴったりあい凄く暖かい舞台になっていた。
最後の酔っぱらう弁慶っぷりもよかったし、
弁慶の引っ込みで、舞台に対して礼をするところもよかった。
勧進帳ってもの凄く面白い舞台なんだ!とやっと本当にわかった気がする。
最初から最後まで息をつかせぬ大舞台だった。

昼の部の暫も、
「ああ!なるほど暫って、鎌倉權五郎ってこういう人なんだ!」
と身を持って実感する良い舞台。 でっかい、でっかい、でっかい海老蔵の誕生。
まだ興奮がおさまらない。
やっぱり1等でもう一度見ようかな・・。びんぼーなのに・・・。


2004年4月の日記

2004年3月の日記


2004年2月の日記





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