男たちの挽歌



1986年ジョン・ウー監督の香港映画。

this is 香港電影。this is ジョンウー。this is チョウユンファ。どうだーどうだーどうだー。の香港黒社会映画の代表作。 

香港映画を見るようになってから、ジョンウーのせいなのか銃撃戦のシーンで、血がどばどば流れないと、なんだか変だと思ってしまうのです。
とにかく、どばどば、バキューンバキューン。

そして、日本人以上の義理と人情の物語。とにかくツヤツヤピカピカの「阿キ」レスリーチャン。お兄ちゃんはな、お兄ちゃんはな、お兄ちゃんは・・・と耐えて耐えて耐えまくるティロン。どうだー。俺の足ってば片っぽ動かないんだぜ。机に乗せちゃうぜ。のチョウユンファ。

テンポはいいし、兄弟の関係はうまく描かれているし、面白いです。悲しいやるせないエピソードてんこもり。タクシー会社の件なんて、社長、ごめんよ。ティロン、全然悪くないんだよ。ああ、どうしてこうなってしまうの。と、頭かきむしりながらみてしまう。

それにしても「男たち」の話ですから、いつもいつもジョンウーの映画の女の子は添え物の脇の脇。お父さんの面倒みても、ゴミアサリした後片付けをしても、誕生日のケーキも、なんだかすべて損な役回り。

そして、レスリーチャンがとにかく若い!この頃、もう29だか30歳だかなのですが、どうみても10代から20代前半にしかみえないのです。ティロンに対して銃を向ける姿なんて若々しすぎて、見てて良い意味で痛々しい。
そしてもっと驚きなのが、チョウユンファ。年がレスリーと1つ違いなのです。どうみても10歳は違う。香港の俳優の年齢は本当にわからないです。

ラスト、レスリーチャンの驚いた顔がわすれられません。
ずっと、損な役回りのチョウユンファが、結局一番ヒーローな所もなんだか義理人情感じます。別に双子の弟、いない方が良かったのではないでしょうか。



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